自虐の詩 プレミアム・エディション [DVD]
ここ最近、
外れが多く、
当たりが出ても
ほとんどが
純粋な感動作ばかりで、
堤監督だからできる
エッジの利いた
バカバカしい作品が
なかなか出なくなって
きました。
しかし、
この作品は
そんなマンネリを
ちゃぶ台と共に
吹っ飛ばしてくれる
快作です!。
しかも、
終始笑わせときながら、
最終的に泣かせます。
自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
上巻は今の状況と小学生のころのつらい思い出。主人公は森田幸江、その内縁夫は葉山イサオ。これは完全なろくでなしのヒモ。貢いで貢いで、・・こちらを振り向かせたい、心の空虚を埋めたい。
負の循環、愛情飢餓という言葉があるけど、読んで楽しい物語ではない。
巻末の解説インタビューを内田春菊が書いているが、彼女のファザーファッカーも活字で書いたのでシリアスに受け止められて笑いが取れなかったが、4コマ漫画だと読者にもっと余裕をもってもらえたかもしれないと業田良家のこの作品を評価。内田もこの漫画で何度も泣けたというから感情移入したくなる境遇があったのだろう。
自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)
泣けるギャグマンガ。噂は聞いていたが、本当に看板に偽りなし。上巻はしつこいまでに主人公が虐げられる4コママンガの連続で、正直辟易する。それが、この下巻の途中から怒涛の展開に。
(4コマだけどね)
正直、号泣する準備が出来てなかったので、最後は涙が止まらなかった。
未読の方は我慢して上巻から読み通して下さい。
あと、たぶん10代の若者では泣けないかもしれないな。一筋縄ではいかない人生を送ってきた人のほうが、この結末に感動できるかも。
ゴーダ哲学堂 空気人形 (ビッグコミックススペシャル)
当本がカスタマーレビューで大変好評のようでしたのでとりあえず購入。
そして多少ワクワクしながら届いた本を開きました・・・が!
まずいきなりお世辞でもきれいとは言えない絵コンテにつまずく。
パラ読みしながら最後まで頑張ってはみましたがどうしても馴染めず。
哲学できるマンガを探して期待していただけに正直ガッカリしました。
人の価値観は多種多様です。
しかしあくまで私個人にとって「その絵の綺麗さ云云を超えて」没入できるぐらいの
迫力を本から感じることができなかったことは事実です。
深い哲学考察するには至りませんでした。
しかしただひとえに私が哲学的センスがないからかもしれませんが・・・。
勿論、表面的な描写にこだわっている私は小さいですし、
そんな人間が哲学を理解できないことも認めます。
ただどうやっても生理的に駄目なんでしょうね。
強烈な自己啓発にはなりませんでしたが、作中に登場してくる人造人間を通して、
現代の効率化社会に警告を発している箇所など共感できるところもありました。
感想文みたいなレビューですいません。皆様のご購入の参考になればと思います。