実録・手打ち破り [DVD]
岡崎二郎演じる橋爪組組長の橋爪勝治がしのぎをめぐる争いで都築組組員に射殺されてしまう。組内は報復の一色であったが、 小沢仁志演じる若頭の江畑祐市は上部組織に跡目をほのめかされてすっかり腰は引き気味になってしまう。そこで手打ちとなるのだが、都築組の度重なる嫌がらせについに堪忍袋の緒が切れた本宮泰風演じる本部長の長峰康平は4人の舎弟を引き連れて殴り込みを仕掛けるのであった。心を鷲づかみされるような見所シーンが満載です。一旦和解した手打ちを破って報告・攻撃行為をすることは極道の世界ではご法度。これをするに至った経緯が丹念に、そしてとても納得できる形で描写されています。上部組織や、手打ちに奔走したほかの組織を敵にまわすようなことになってもなぜ手打ち破りやらなければいけなかったのかは本宮泰風が舎弟に説いた一言に尽きます。「全て失くしたといってもひとつ取り返したいものがある。誇りだよ。」。この言葉とシーンに、手打ち破りを納得させる全てがかかっているといっても過言ではありません。盲目の妹を想いながらも兄貴についていかねばならない切ない胸中の舎弟、藤代卓巳役の宮本大誠。本宮泰風の女で、愛する相手が極道であるがために止めることのできないもどかしさを見事に演じ存在感のある稲田奈緒。本作に脇役はいたのだろうか。全員が主役のような作品でした。
快傑ズバット VOL.1 [DVD]
本放送の時はこの荒唐無稽な設定は何で?
って気持ちでイマイチ受け入れられず下らない物
というイメージが強くあまり好きではありませんでした。
数年前CSで観る機会があり大人になってこの作品凄さに
魅了させられました。
舞台は日本で宇宙開発用の強化服造れる時代に
地方にはOK牧場みたいな人々がいたり、昭和初期のやくざ、
海賊、ギャング、用心棒には早撃ち、拳法使い、酋長、居合いの達人まで
出てきて、本当に日本なの?って思わせてくれます。
主役の宮内さんの徹底した演技(熱く・クサく・くどい)も
凄いのですが、悪人の皆さんの徹底した悪人っぷりがあるからこそ
主役が引き立っています。
何故???って突っ込み所も一杯ありますが
もう創られることはないであろう怪作です。
ヒーロー物で被害者がよく吊るされているのも凄いです。
DVD画質も悪るくないので欲しい方はお早めに。
TVエイジャー テレビ世代のためのコレクターズアイテム
■このCDに収録されたデイヴ平尾(元ゴールデン・カップス)の「一人」は、大変貴重な音源である。「傷だらけの天使」の最終回(「祭りの後にさすらいの日々を」)で2回、ラスト2回目(「虫けらどもに寂しい春を」)で1回流れたファン感涙の挿入歌が、この平尾ヴォーカル・ヴァージョンなのである。
■かつて「傷だらけの天使」のサウンドトラック盤に「一人」が収録されたことはあるが、それは井上堯之ヴォーカル版だった。従ってこのCDは、非常に貴重なものなのである。当CDは残念ながら発売後すぐ廃盤になってしまったが、デイヴ平尾の名演「一人」は、日本の重要な文化遺産なのであるから、どんな形でも良いからCDとして常時流通しておいて欲しいと強く私は訴えたい。